もしも研究所

コダックが冷蔵庫に隠した1975年のデジタルカメラ

歴史のあやまち · 2026-06-26 · 約392字 · 約2分

倒産する企業の決算書を読むより、その企業が「封印した特許」を読むほうが、何が起きていたのかよく分かることがあります。 コダックの場合、その特許は1975年の冬、ニューヨーク州ロチェスターの研究所で生まれていた、と伝えられます。

1. 実際に起きたこと

スティーブン・サッソンは1973年にイーストマン・コダックに入社した、当時24歳の電気工学エンジニアと言われます。 入社直後に上司から与えられたテーマは、「新しく登場したCCDセンサーで何かおもしろいことができないか考えてみなさい」という、かなり茫洋とした指示だった、と本人が後年のインタビューで語っています。

CCD(電荷結合素子)は1969年にベル研究所のウィラード・ボイルとジョージ・スミスが発明した素子で、光を電気信号に変換できます。 1970年代前半までは、おもに天体望遠鏡や軍事用センサーとして注目されていました。

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